コロナ後のライブハウスとアーティストの力に

今回の covid-19 で、音楽を愛する業界は大打撃を受けた。

コロナ後も完全に元に戻ることはないかもしれない。

ただ、今回の covid-19 でひとつ収穫があったとすれば、ライブのネット配信が意外と受け入れられたこと。

何より、簡単には見に行けない遠くの地方のアーティスト/ミュージシャンのライブを遠い自分の部屋でゆっくり見られるのは素晴らしいし、アーティストにとってもより多くの人に音楽を届けられ、収入の安定につなげることができる。素晴らしいプロミュージシャンでも、キャパが50人の会場を毎回いっぱいにすることはなかなか難しいこと。しかし、ネット配信なら全国にいるファンに見てもらうことができることがよくわかったと思う。

そして、国境が事実上ないも同然となったこの社会では、未知の病原体によるパンデミックの脅威は年々高まっていることも事実。

そう考えると、今後、ライブハウスなどの会場では、お店で直接ライブを楽しまれるお客様と、ネット配信で楽しまれるお客様の両方にアプローチしていくスタイルを取らざるを得なくなると思う。

とはいえ、障壁は高い。

1.経済面
安あがりなセットを組んだとしても、なんだかんだで100万円近くになる配信機材をおいそれと導入できるライブハウスなど限られてくる。設備投資費用を捻出して導入できたとしても、実際に運用できるかというとまた別だ。

2.人員面
そういう機材をきちんと使って配信するには、1人は付きっ切りで操作しないといけない。
PA(音響)と兼任はかなり厳しい。そして、飲食やら会計やらを担当するのがもう1人。となると、最低3人が必要になる。

3.ソフト面
しかも、PC や通信に詳しくないと、トラブったら終わる。ネット配信を定額前払いで行う場合は払い戻しの問題も出てくる。

4.ハード面
有線インターネットが届いていないお店も非常に多い。そういうお店で満足な配信を行うのはかなり難しい。

そこで、現在開発中。こんなシステム。

1.3カムシステムでトータルで組んでも機材30万円以内。2カムなら10万円以内。
2.専任担当者が不要
3.PCレスで運用可能
4.固定ネット回線がなくても配信可能

これなら、小規模のライブハウスでも十分導入できるし、きっと力になる。

ご期待ください。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です