SDL Trados へのプロジェクト新規インポート自動化ツール #2

【前回までのあらすじ】
SDL Trados が高価な「業務用」を謳ったソフトウェアにも拘わらず、スクリプティング機能がないことから、自前でスクリプティング機能を持たせるため Sikuli(SikuliX)のコードを吐き出すプログラムを作成した。

で、今回はまず、SikuliX のことについて簡単に。
Sikuli は、もともと GUI のテストツールとして作られたもので、ユーザーの操作を自動的に行い、バグをあぶりだすためのツール。
オープンソースで、誰でも用途を限定されずに無料で使用可能。つまり、商用利用も可能、ということです。
公式サイトは、こちら。

http://sikulix.com/

処理系は、Jython (Python on Java)。Sikuli 用のコードも Python 文法に従う。
超有名なツールで、いろんなところに紹介されているため、詳細はここでは省略します。

// Sikuli の詳細を知りたい方は、サーチエンジンで「Sikuli」と入れてみてください。
// 凄い数の参考情報が出てきます。
// かなり面白いですよ。

現行バージョンは、1.1.4。
インストーラー不要で、圧縮ファイルを展開すればすぐに使用可能。

ただ、テストツールということもあり、今回のような場合、Sikuli の中だけで閉じたシステムを作り上げるのは無理。(特にユーザーとのやり取りが発生するようなものは難しい。)

なので、Sikuli のコードを吐き出すプログラムを作成し、Sikuli はそれを読み込んでただ実行するだけとした。これなら、Sikuli のコードメンテナンスも楽になるしね。

(#3 に続く)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です